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自然素材の薦め(3)木―Ⅱ

木材の収縮は方向によって大きく違います。
小さい順より、・垂直方向(木の上下)・左右方向(木の右~左)・年輪方向となります。
日本古来の在来工法はその辺りを上手に活かした工法であります。殆ど狂いのない木の垂直方向に柱を建て、建物のゆがみを最も少なくしています。建物の高さが木の性質によって変形したら困りますもんね・・。木の性質を理解しての事と思います。
厄介なのは一番変形の大きい年輪方向です。一般に柱等で利用するときは“背割り”等でひび割れを集中さしたりします。決して構造的に不安があるのでは無いのですが、日本の伝統住宅建築では、綺麗に見せるために大変な努力が使われています。その一環です。

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by zengoro | 2010-09-17 12:11 | 環境  

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