カテゴリ:建物調査( 2 )

 

地震被害

2017 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年は4月に起きた熊本地震から、10月の鳥取地震、そして年末糸井川の大火と、
災害の多い年でありました。今年は、お正月の天気のような穏やかな一年と
なって頂きたいものです・・。

熊本地震からは、すでに8ヶ月経つのですが、どうしても震災による建物の現状、
どういったふうに地震によって建物が壊れる、倒壊するのか、
身をもって知りたかったので、正月の休みを利用して一路熊本まで伺って来ました。

報道では熊本市益城町の映像が多く流されていましたので、益城町に調査へ。
地震より8ヶ月経った今でも、解体されずに残っている家屋も多く在ります。
熊本駅より車で約15分。益城町に近づくにつれ、被害が増えていく様子が解ります。

到着すぐには、被害の大きさに驚くばかりでありましたが、次第に現状・内容が
見えてきます。倒壊している(若しくは解体後の更地)建物は、
明らかに昭和56年以前の旧耐震のものです。昭和56年6月に建築基準法が
改正され、法律上建物強度が、上がっていますが、
それ以前の建物には基準が低く、倒壊しやすいのです。更に平成7年、阪神大震災を
きっかけに基準法は改正され、現在の強度の建物に近くなっています。

被害の大きい街区とすぐ横の被害の少ない街区 、
数件倒壊した建物の真ん中にぽつんと被害の無い建物があったりとか、 します。
被害の在る無いの、街区の違いは、
その街区(団地・分譲地)の販売時期の差による様です。建築基準法の規制のかかる
年度によって、被害が違ってくると言う事です。
ぽつんと被害の無い建物も築後間もない新しい建物です。

どういう事が解るか。。
昭和56年6月以前の建物は、稀にみる大地震には耐えられない。
平成7年以前の建物も、稀にみる大地震には耐えられない可能性がある。
以降の建物は、なんとか残りそうだ と、言う事だと思います。
政府が昭和56年6月以前の建物に補助金を出して耐震改修工事を進めている事が
ほぼ正しいという事が認識できました。

ちなみに、建築基準法は最低の限度を示している物で
守っていれば、全てOKではありません。熊本の地震では、最新の法律を守った家も
倒壊して話題となりました。稀に見る大きな地震(震度6強~7)に対し、倒壊しないであろう 
というのが、今の建築基準法です。
尚、住宅の品質確保の促進に関する法律では、住宅性能表示制度 というのを
設けていまして、その中の耐震基準では、基準法相当がレベル1.
基準法の1.25倍がレベル2.さらに1.5倍がレベル3 という段階を決めていて、
その家の耐震性が解りやすくなっています。
◆品確法→
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/hinkaku.htm

さらに、
熊本地域は地震が少ない地区として認識されていまして、建物強度計算時に
地震係数という物を考慮します。東京とかは多く地震があるので1.0、熊本は
少ない地域という事で、0.9~0.8と、低く設定されていました。
地震が来ないことは、無いのです。。。
(ちなみに香川も地震がこないだろうという地域となっています)
◆地震係数→http://www.house-support.net/seinou/tiiki_jisinn.htm

少々細かい専門的なお話となりました。
写真等資料もありますが、今回は割愛させていただきます。
(必要な方はメールにてお問い合わせ下さい)

最後に、タクシーで快く御案内して頂いた運転手さん、受付の方。
快い対応、ありがとうございました。
熊本の方々は、元気に頑張っていました。
がんばれ、くまもん!

※写真は新幹線駅にある、くまモン。

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by zengoro | 2017-01-04 11:14 | 建物調査  

不動産流通

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by zengoro | 2015-12-27 18:37 | 建物調査